家電の修理

家電の修理　2018/03 ～

　この項目は、あくまでも、私個人的な記録でありまして、一般の方が、このページを参考に、修理などを行い、事故が起きた場合、まったく関知いたしません。壊れて使い物にならなくなる可能性が有りますので、取扱説明書に記載されている内容にもとずき、修理を専門業者に任せる事をお薦めします。

2023.3.20 ユニペックス大型メガホン TWB-300 の修理。

開成町より修理依頼。乾電池駆動のメガホンだ。液漏れして接触が悪くなり、電源入ったり入らなかったり。と言う事で、メンテナンスです。

　今回の修理品。デカい。単一電池8本で駆動する。マイクは有線1、無線１のシステム。オプションで音楽などもSDからかけられる。もちろんLINE入力アリ。運動会などでは大活躍の防水機器。

　バラシてボリューム・スイッチなどは接点復活剤でメンテ。

　これが問題の乾電池バネ。腐食して切ってあったり。。接触が怪しい。

　腐食がひどい所はカット。

　千石で買ってきた、ちょっと細い新しいバネを切って、元のばねにはんだで着けて、補修。これでニッケルメッキされたばねで接触不良は避けられるでしょう。

　筐体を磨いて完了。元気に拡声します。

2023.1.16 アンパンマンことばずかんSuperDXの修理。

石川家よりの依頼品。にほんご　えいご　二語文も！アンパンマンおしゃべりいっぱい！ことばずかんSuperDX|セガトイズ (segatoys.co.jp)　日本語英語が切り替えられなくなったとの事。壊れたスイッチをアリで見つけて、発注して3週間。届いたので早速修理。

　これです。

　スイッチのノブのプラスチックが折れてなくなっている。

10こで58円送料の方が高い。

　やっと来ました。

　半田を外して

　SMT部品も半田ずけがんばりました。

　組んで

　完成。

2022.11.20-23 石川家・MAKITA 14.4Vバッテリーパックの修理。

こちらも、石川家で落としてハウジングが破損した、パッテリーパック。電池などは生きているみたいなので、ハウジングを修理。

　後ろ側のネジポストが破損。弾性エポキシシリコンMOS8で接着修理。

　上側のタップが入っていく側も破損しているので埋める、この後この穴は逆側からホットメルト接着剤で木ねじを食い込むようにする。

　オリジナルの6角タップネジが無くなっていたので、木工用の木ねじ＋ワッシャーで止める。

　合わせ面が数か所破損していたので、ホットボンドで修理して、カーボン調ダイノックフィルムで補強して完了。

2022.11.20-23 石川家・IKEA NÄVLINGE ネーヴリンゲLEDクリップ式スポットライトの修理。

週末お邪魔した、石川家に点灯しなくなった、IKEAのランプがあると言う。調べると、Inside a 3W Ikea clip-on desk light. - YouTube　これの年代違いかな。ばらすとちょっと内部構造が違う。ヘッドはLEDのみで、スイッチに電源回路があるタイプ。

　CREEのXP-Gが付いていた。どうも、このXP-Gが壊れていた。手持ちに有ったXM-L 4300kに交換。

　スイッチ部にコンスタントカレントの電源回路が付いている。電流検出は1R00(1Ω)の4つパラに繋がれた0.25Ωの電圧差によって検出している

　オリジナル回路で行くとかなり明るい。Web見ると、3Wって書いてあるので、750mA 駆動って感じだろうか？発熱しますね。放熱からもLEDにかなり負担がかかっていたのかも。寿命が短かったわけだ。

　1Ω x 2パラで 0.5Ωとして 375mA駆動の1.5Wぐらい？測定していないので推定です。

　あまり、光量的には変わらないような気がしますが、ランプの発熱は確実に小さくなり、目に優しくなりました。これで、納品です。色も自然光に近いので良いかな。

2019.2.11-17 石川家・大尊寺奈津子の修理。

週末お邪魔した、石川家に手元スイッチが動かなくなった、ダイソンDC48がある。「スイッチ辺りの断線じゃないかと思うのだけど」とのことで、あずかってきたが。。かなりの苦戦を強いられた。

　大尊寺奈津子が入院。高級掃除機である。うちのパナソニック超軽量掃除機よりは重い高級舶来品である。

まずは、ネットを調べると、ノズルヘッドの接点が外れて接触不良になるとのことで、ブラシヘッドから、本体までの各点を当たって行くと、本体に繋がるホースの根元がおかしい。こいつをバラスにはトルクスの8,10,15,20が必要である。

この部分。

　３極の接続であるが赤黒の接点が樹脂板からはすれブラブラしていたので木ねじで固定。

　こんな感じ。これでしっかり接続された。

ここからが大変だった。。

　ヘッド部分もばらしてすべてチェックするが。。問題なし。

　本体内の配線も再度バラシチェック。

　特に断線はない。

　本体のここまですべて追って、接触状態をチェックしたが問題なし。しかし動かない。

　スイッチも外して確かめるが、おかしなところはない。

　この基盤の裏に何かがあるかもしれない。。

　メイン基板を外して裏返すと。右端のR43　表面実装ヒューズが飛んでいる。。！

推測するに、ノズルの３極接点のうち黒赤がブラブラしていたので、ここでショートを起こし、このヒューズが飛んだ。。調べると6.3x3.1mmの角型ヒューズは１Wタイプ。溶断は６．５Wとの事。結構大きな電流が流れるなー。適当な銅線で、ヒューズ替わりを作成。

組付けを行う。

　以上。この機械かなり精密に作られていて、初めてマニュアル無しでの分解は困難を極める。一度わかってしまうと、大変理にかなった位置のボルト配置など組み立て性よりも強度と合理性で作られており楽しくなってくる。。大尊寺奈津子！面白かったぞ。しかし、あのカプラー部のブラシ固定は樹脂溶着で作られておりちょっと弱い気がする。。結局総取組時間は８時間程度も費やしてしまったかな。。こりゃ仕事にはならないですねえ。