アドベンチャー用ヘッドライトの考察

 この項目は、あくまでも、私個人的な記録でありまして、一般の方が、このページを参考に、製作を行い、事故が起きた場合、まったく関知いたしません。強度が不安ですので、十分注意して加工や使用を検討してください。また、取り扱い方法など、メーカの指示に従った方がいいと思います。


Vol.27 : Nichia 219C High CRI によるPETZL TIKKA-XPのMOD  2019/6/16

修理してしまったが、みきてぃがヘッデンを壊したとの事で、 

 Gentosのプロ・ベーシックヘッドライトCB-200D(左) を買った。

これが明るい!HIGHで230lm 5時間 MIDで12時間。

 左TIKKA-XP HIGH 右CB-200D HIGH。完敗。放熱大丈夫か?

 左TIKKA-XP HIGH 右CB-200D MID。敗北。 

負けていられないので、使い続けているTIKKA-XPをパワーアップする。

 High CRI Ra=9050 flashlights parts LED Nichia 219C Price: US $3.50 / piece Emitting Color: 5700k Wattage: 3W 予備を考えて2つ買いました。

 20oスターベースは、こちらでカットして。

 こんな感じに。

 で、スター基板の上に取り付け。これでちょうど良い位置になる。

今回は、TIKKA-XPの回路に手を入れてしまう。BOOSTで1W、HIGHで0.3〜0.4W程度しかLEDに供給できない回路なのでどんなに頑張っても、HIGHでは40〜50lmである。電流値をちょいと上げて、0.5W程度入るようにする。

 この15ΩパラがHIGHの抵抗。1ΩパラはBOOST。15ΩはMID。

 手持ちのジャンク基板から27Ωが2つあった。これをパラにつなぎ抵抗を落とす。

 15Ωの上に27Ωを載せて完了。

 2段重ねです。

 左TIKKA-XP HIGH 右CB-200D MID。TIKKAの方が広角であるがほぼ同等な明るさ。

今回のMODはCree XP-Gからnicha 219Cなので、CRIのアップである。LEDの明るさ的にはほとんど変わっていないと考える。しかし、HIGHのドライブ電流を上げたので、明るく、使いやすくなった。BOOSTはボタンを押し続けないといけないため自転車などでは使えない。やはりHIGHの光量UPが使いやすい。

このTEKKA-XP製造は2005年3月搭載LEDはLUXEON STAR-I 30lm/W。06/12にnichaNS6W083TにMod。07/03にSSC P-4。10/12にCree XP-G。19/06にnicha 219C Ra>90 120lm/Wと進歩を遂げています。LEDを打ち換えれば14年前のヘッデンがいまだ健在!まだまだ使える!基本設計が良いから、長持ちします。


Vol.26 : LELAND ストロボライト エマージェンシー キセノン 整備  2019/6/9

 これは普通水はいらないのであるが?なんか水入ったかもしれないとの事で、整備。

 ばらしてみると。水が入ったのは〆かたが悪かったか?腐食などはない。

 ストロボ回路の部分も腐食は無いので、純水で洗って、サンハヤトのハヤコートMARK2で防湿&腐食対策。

 問題なく動きます。スイッチは透水性がないように、スイッチの操作は磁石を返して、完全に密閉された内部のリードスイッチをONにするという、気の入れよう。しっかり〆れば、耐久性も抜群。


Vol.25 : BLACKDIAMOND コズモ 修理  2019/6/9

 みきてぃが使っていた、BD Cosmo。RealQuest2019の時にシーカヤック区間で海水に水没させたとの事。。乾いて復活すればと。。海水は乾かしてもNGでまず水洗いであるが。恐る恐る開ける。

 ひー。

 塩抜きしてからでないと乾かしてはいけないのです。

 弱アルカリで表面の錆をよく落としてくれます。

 歯ブラシとクレンザーでこの通り。

 こちらもスッキリ。

 もちろんサンハヤトのハヤコートMARK2で防湿&腐食対策。

 と言う事で、復活しました。 しかし、以前よりBDは防水対策甘いなー。これも、水はいりますよ。


Vol.24 : MTBライト P08の導入  2019/5/28-29

 もう一つMTB用を導入してみた。15000ルーメン!ホントか?

 18650x4のバッテリー&充電器もついてこの値段。

 安い物には理由がある。全く防水などはされていない。スカスカで水が基本入ってくる。まあ上から降ってくるには入らない構造か?

 基板まで外してサンハヤトのハヤコートMARK2で防湿&腐食対策。

 シリコーンコーキング剤で各所をシールして組付け。。やっと使える状態になる。しかし、この2つ同じようなバッテリーが付いているが、単眼の物は18650x4並列で4.3V 3眼のP08は18650x2並列x2直列の8.6V仕様。紛らわしいので、コネクター部にタイラップで識別を付けた。しかし、本人でないと間違えるな。

 使ってみると。驚愕の明るさ。ワイドであり、MTBでは使いやすい。ここまで明るくなくてもよいか?


Vol.23 : MTBライトのアップデート  2019/5/28-29

 以前はメタルハライドのナイトライダーを使っていたが、LEDの高出力なものが出てきてXM-Lを使った単眼ライトを使っている。このライトリフレクターがスムーズなため、スポットと周辺のつながりが今一つであるため、まずは改造する。

 左が単眼の今まで使っているライトで、改造後のオレンジピールリフレクター。

 通常のXM-Lから、4500kのLEDに交換。

 5個も買ってしまった。

 オレンジピールリフレクターも購入。

 交換してお気に入りの色に。


Vol.22 : ACEBEAM TK16-CU 導入  2019/5/18

 ハンドライトは4SEVENSのQuark1232を使い続けているが、もう少し明るいのも気になる。。

 こんなのを買ってみた。\7,970 ここぞという買い物のときは、ケチりません。なんと無垢の銅を削り出した、マニアなライト。

 今回SST-20のCRI=95を買ってみた。1250ルーメン。。なんという明るさだ。

 3つのLEDで広角な照射範囲。

 ナチュラルな色。色再現性も抜群。モードも自分の使い方に合わせて、MID-TURBOを切り替えて使え、常夜灯のようなMOONLIGHTが長押しで出来るという設定で使い始めたが、使いやすい!


Vol.21 : PETZL TIKKA-XPのヘッドバンド交換  2018/8/15

 気に入って使い続けている、TIKKA-XPヘッドバンドが簡単にストレートになり、ヘルメットの穴に通してまた固定できるという使い勝手が良い。しかし、やはりゴムなどは伸びる。

 このようなパーツが供給されるのも、さすがペツル。送料が。。\1,326だと、新品を買ってしまいそうだが。。いやいや使い続けます。

 ベルトが新しくなりました。

 最新型はホイッスル付きです。


Vol.20 : Cree XP-G R5によるPETZL TIKKA-XPのMOD  2010/12/15

 同じ改造を行なっているくまちゃんから、「暗い、なんか、電池のインジゲーターがおかしい」との事で、修理依頼があった。自分のSSC P4も3年が経過し、4年目に入ろうとして色温度が上がり(紫っぽくなって来た)そろそろ替えどきかなと。エルパラさんでCree XP-Gが売られていたので、これで改造することにする。

 1Wで139lmも出てしまう。

 左がくまちゃんのSSC P4改、右が私のSSC P4改のTikka-XP(High)配光の問題で中心光度は私のほうが高いが、照射角はくまちゃんのほうが広く使いやすい。

 スター基板に実装されたXP-Gを購入(\1,350x2+\140=2,840)。基板をペンチで切って、SSC P4やLUXEON Iと一緒の大きさに。高さもちょうどぴったり。

 これをまた、スター基板の上に載せ、配線&熱伝導グリースで熱対策をして、完成!簡単。

 完了。左XP-G R5改、右SSC P4改の私のTikka-XP。SSC P4よりもちょっと明るくなったかな(High)

 ついでに私のTikka-XPヘッドゴムバンドが伸びているので補修部品で、新品ベルトも購入。\945

 完成。今回は2台とも改造してXP-G R5をいれている。覗き窓にMOD名を入れて見た(黄色い)。


Vol.19 : 4Sevens Lights Quark 123^(2) Tacticalの購入 2008/8/12

ネットを見ていたら、自然白色の明るいライトが出ている。。

 左から、"Fenix P1D" "Quark 123^(2) Tactical" "DXで売っていたMC-E を使った18680のライト"

 左"Quark 123^(2) Tactical" 右"Fenix P1D" 色はいいが、ちょっと照射角がシャープか?明るさは十分。

 "DXで売っていたMCE を使った18680のライト" 右"Fenix P1D" 安物買いの銭失いとはこの事か?このMCEスゲーくらい。

"Quark 123^(2) Tactical"はスペシャルエディションでCree XP-Eのbin  Q3 5A neutral white emitters これは目が疲れなくて良い。$69でした。

"DXで売っていたMC-E を使った18680のライト"は??Cree XC-Eを使ってるのだから、430lmとか出ても良いのに。。超はずれ!


Vol.18 : BDオービットのMOD計画  2008/7/3

みきてぃがちゃっかり買っていた。なかなか使い勝手は良いが、軽量化を目指す場面では。。。登場の機会が無い。色がLED独特の冷たい色である。電球色になればなあ。

 で。バラシテしまった。

 むむむ。。これも同じ四角い放熱基板にCree XR-E。基板ごと考えないといけないのか。。。で退却。


Vol.17 : BDアイコンのMOD断念  2008/7/3

 ひでさんから頼まれた、BDアイコン。充さんのと違う!

 開けると四角い放熱基板にCree XR-Eが載っている。Bin-No.はわからんが、これだけ高効率のLEDが始から付いていると、手が出ない。

 おとなしく、バスコークで防水処理をして、撤退。


Vol.16 : SSC P4によるBDアイコンのMOD  2008/12/29

 充さんから頼まれたBDアイコンの改造である。今回使用したLEDはSEOUL SEMICONDUCTOR の、100lm/Wの高効率LED Z-Power P4series W42180。これをつかって、LUXEON IIIを使っている3WのBDアイコンを明るくする

 LUXEON IIIと5mm砲弾4個でスポットとワイドを切り換えて使う。

 LUXEON IIIはスター基板ではなく、アルミ放熱板に付いている。

 レンズではなく反射集光。チップをプラスチックの固定台に取りつけ、反射板が熱溶着でとまっている。

 サイズがまったく同じなので、LUXEON IIIをそのままSSC P4に換装出来る。極性を間違えないように。。

 今回は換装だけでなく、あまりに集光性が高く使いづらいので、少し、広角にして光がスムーズに拡散するようにする。そのため、若干焦点を換える為LEDの突っ込み量を変える為集光板底面を削る。

 固定板に組み付けて、集光板固定ボスを熱溶着。

LEDの底面に熱伝導グリースを塗ってアルミ放熱板を組んで完了。

 このヘッデンは全然防水がなってない!まったくパッキンなどもない。。。仕方ないので組む時にコーキング材でシーリングして防水して組む。

 完成。

使ってみると。みごと!明るく、少しワイドになった。単純に3w投入されていれば270lm出るはずであるが、3w実際は1.5wから1w程度しか投入されていないようで、100lm出ている感じである。ジーニックスIQMODよりちょっと明るい。


Vol.15 : Cree7090 XR-E Q5によるジーニックスIQのMOD  2008/05/23 & 06/19

 マナジーから頼まれた。CREE社のCree7090 XR-E Q5(110ルーメンス/W)の高効率チップがここのサイトで売られていて。これをつかって、1WのBDジーニックスIQを明るくする

 コンパクトでいいのだが、今ひとつの明るさ。

 開けると、スター基板だけで1Wをフルで光らせている。放熱がちょっと問題。

 LXHL-MWEC White LuxeonI Batwing Starの基板ごと交換。CREEがうまく付いた。

 Qランクですので30.6-39.8lm これをCree7090 XR-E Q5(107-114lm)であるから明るくならないはずは無い。

点灯させてみると70lm以上100lm近く出ている!すごく明るく使いやすくなった。私のTIKKA-XPのSSC P4(U)はだいぶ色明るさが落ちてきており、それより明るい。

 相川さんのジーニックスIQも改造した。出てきたLuxeonIはPランク(23.5-30.6im)色合いY0(8000k)電圧k(3.51-3.75V)とマナジーのに比べると、暗く効率も悪いもの。Cree7090 XR-E Q5(107-114lm)に変えたら見違える明るさになった。


Vol.14 : SSC P4によるSUPER FIRE 301のMOD  2008/05/23

 マナジーから頼まれた。

 CR123A2本でLUXEON III STARをインバーターでドライブするこのハンドライト。なかなか良い配光だが、今となってはくらい。

 バラシて、オーブンで暖めて(230℃)LUXEON III を剥がす。

 そこに、SEOUL SEMICONDUCTOR 100lm/Wの高効率LED Z-Power P4series W42180をクリーム半田で載せ、オーブンで230℃リフロー。

 これを組み込み

 完成。ちょっとセンターからずれたが問題なかった。明るさはなんとP1D-CEと同じになった。120lm程度出ている。


Vol.13 : SSC P4によるPETZL MYO-XPのMOD  2007/04/22

 さて、2つ買ったSEOUL SEMICONDUCTOR から出た、100lm/Wの高効率LED Z-Power P4series W42180 。1つあまっているので、しばやんから、MYOを受け取り、こいつも明るくしてみた。

 MYO-XPはライトユニットと電池部が別体。ライトユニットをヘックスローブT6のレンチで開ける。熱伝導シリコーンで、温度検出用のダイオードが付けられた、放熱アルミ板が出てきました。

 これをバラスと、出て来ました!LUXEON III STAR

 LXHLLW3C-TX1KW なんとTランクが出てきました。しかし、今となっては暗い。

LUXEON III STARは基盤が厚い。SSC P-4は若干発光面が低く、また光量UPした分、照射角を広げて使いやすくしたいとの事もあり、TIKKAの時と同じように、底に銅版を足して、高さを上げて、STAR基板ベース面から発光素子の高さを調整して、組み込んだ。

 ちゃんと発光しました。明るさは改造したTIKKA-XPとあまり変わらず。若干照射角が広くなり使いやすい。もう少し明るくなることを期待していたが、残念。

 ブースともあまりかわらない感じ。5W級の明るさ出ています。MYOの方が若干照射角が広くなり使いやすくなった。中心照度はTIKKAの方が明るいかも?


Vol.12 : SSC P4によるPETZL TIKKA-XPのMOD  2007/03/25

 1月の末、SEOUL SEMICONDUCTOR から出た、100lm/Wの高効率LED Z-Power P4series W42180Sandwich Shoppeで購入していた。なかなか組み立てる事が出来ずにいたが、山は天候不順で、こころおきなく?半田付けを行なった。

 エミッターのみ購入。オーディオQで購入していたSK-A2PCBを用いて、エミッターを放熱板にセットする。

 ほぼ、LUXEONと同サイズ。若干高さが違うので、底に銅板を入れて調整が必要である。

 半田リフローを、自宅のオーブンでやってみた!これがうまく行くのだ。220℃で余熱をして、半田付けは1分で完了する。一応220℃2分の設定で、やっている。再度エミッターと放熱板を分離させる作業もこれで行なった。ホームセンターで買ってきたクリーム半田が役に立った。

 リフロー完了して、組み上げる。写真のように0.6mm程度の銅の板を2枚底に入れてやり、エミッターの位置を調整した。オリジナルより若干照射角を広くして使いやすくした。

 ついに、LUXEON-IIIと同じ明るさになった。照射角が若干広く使いやすい。今回はLUXEONとほぼチップ形状がそっくりで、色収差も起らずGOOD。

 BOOSTではビックリする明るさに。こりゃ5W級だ。

 なんと、CREE7090 XR-E を使ったP1D-CEと同じ明るさ!て事は、SF-501と同じ!140lm出ているのか?

  SSC P4(U) W42180 LUXEON - I (PYAKW) NS6W083T 
  V *1 mA mW lm V *1 mA mW lm V *1 mA mW lm
BOOST 3.31 410 1357 120 3.52 340 1197 25 3.43 175 600 42
HIGH 2.92 120 350 40 3.14 110 345 10 3.1 95 295 22.8
MID 2.83 85 241 30 3.04 60 182 6.75 2.93 60 176 15
LOW 2.73 40 109 15 2.89 22 63.6 2.5 2.73 22 60.1 6
定格 3.25 350 1138 100 3.42 350 1197 25 3.8 300 1140 60
*1電圧 測定 電圧 から 電流 をカタログより めた。
めた 電流 より、 めた。

これで、最新式のLEDヘッドランプに早変わりである。とにかく明るくなった。若干低電圧で電流が流れるため、消費電力が大きくなっているようであるが、基本的にオリジナルの電流制御回路には手を入れていないため、RUN-TIMEは変わっていないと考える。


Vol.11 : 三月兎で買った中国製ライト(UltraFire WF-606B)の評価  2007/2/20

さてMIZUHOから、「明るいライトが欲しい」とのリクエストが有った。しかし、充電タイプのCR123Aを使うようなランプでは、ハンドリングが厄介であるため、いつも、つかっている、ENELOOPが使える、3W級ハンドライトを探した。三月兎で有りました。それも、\3,500で。

 CR2x1 or 単3x2で使えるライト。単3を使うときは、このアダプターを用いる。

 CR2では御欄のとおり超小型。

 単3を用いるとだいぶ長くなる。

LEDは中国製の白色3Wと言うが?(LUXEONと見分けが付かない)。

 なかなかどうして、PINEX P1 (LUXEON-IIIの高光度品)に若干劣るもののほぼ同じ光量で、少し照射角度が広く使いやすそうである。色も白すぎず、いい感じ。

非常用で持ち歩く時は、CR2-TYPEにして、カバンにしのばせ、普段使うときは、単3x2本でリーズナブルに! 私のようなマニア以外には値段も安く、使い方もわかりやすく、お勧め。RUN-TIMEは測っていないので不明。CR2:0:40ぐらい?単3x2で2:00-3:00ぐらい?か?


Vol.10 : FENIX P1D CE 購入  2007/1/14

 注文していた小型高性能のFENIX P1D CEが届いた。CREE社のCree7090 XR-E (70ルーメンス/W)の高効率チップが搭載されたモデルだ。CR123A(3.9W/h)x1を電源に72ルーメンスで2h50min、135ルーメンスで1h、12ルーメンスで21h。FENIX-STOREでポチット(全世界送料無料!)70US$で買ってみた。その実力はいかに?

 また、秋葉原のあきばおーで面白いヘッデンを見つけたので、安かったので思わず衝動買いした(\1470) 。メーカーは記載が無く、中国製。パッケージにはMICRO HEAD LANTERN Super White LED と書いてあり、8801と言う型番が書いてある。size:65x45x43mmでφ5mmLEDが5個付いており、CR2032を2つ直列に入れて使う42gの小型軽量品で20HrのRUN-TIMEと持つと言う。

 FENIX P1D CE と MICRO HEAD LANTERN どちらも中国製

 P1よりもちょっと長くなったP1D

 TIKKAは95gに対して半分の重さ(42g)で軽く小さい。

 ほぼ同じ明るさ。配光が違い、P1Dの方が明るい所が広く、使いやすい。しかし、その外側にドーナツ状に暗い所が有りその外側がまた明るくなっている。このくらいドーナツが残念。

 HighではCree7090 XR-Eの威力を発揮し、明るい。

 なんと!SF-501とほぼ同等だった。光の拡散範囲もP1Dは広く使いやすい。しかし、配光はSF-501の方が、外側に行くほど徐々に暗くなっていき自然である。

 Lowでは、だいぶ明るさが落ちるが、21hもこの明るさが維持できるのはすごい。

ちなみにRCR123A(充電式3.6VCR123A)を用いると、P1Dは光量調整が出来なくなり、常にHighになる。

 ヘッドランプは、明るくなったTIKKAとは大きな差がある。

 LowモードとでもTIKKAの方が明るいか?しかし、MICRO HEAD LANTERNも十分使える明るさを持っている。

 もう、SF501がいらない明るさを持った、超小型ハンドランプが出てきた。。すごい。


Vol.9 : 高効率LEDによるPETZL TIKKA-XPのMOD  2007/01/02

正月早々風邪気味である。これは、書初めならぬ、「半田初め」!いよいよ、ニチア NS6W083Tを組んでみる。

 問題はこのLEDの高さ。光学系が狂わないように、高さをあわせなくてはならない。(オリジナルのLUXEON-I)

 基板はアルミの厚さをそろえるため、K2用のSK-A4PCBを用いた。高さを稼ぐために銅の板を6枚ほど、重ねて下駄を履かせた。接合は、クリーム半田(そのへんのホームセンターで買ってきた)で、全面接合し、その上にNS6W083Tをこれもクリーム半田で着けた。ほぼ半導体発光面はLUXEONと合った。放熱もバッチリのはず?

 チップLEDのため半田付けは苦労しました。またリードの部分の幅などはTIKKAのレンズホルダーと干渉しないように(丁度はめ合いになるように)工夫しました。

 TIKKAにLUXEONの換わりに取り付けます。

 光りました。今回使ったチップは色が少し黄色い(ランクc1)物で、なんか電球色に近く、使いやすそうですが、TIKKA-XPはフレネルレンズによる集光なので、波長により屈折率が違い、青っぽい色が真ん中に集中し、黄色が周辺に拡散する、昔車のプロジェクターランプのような、色収差が起ってしまい、ちょっと残念。

さて、明るさですが、電圧などを測定してして見ました。低抵抗の電流計が無いので、電圧だけ測定して、シュミレーションしました。

  LUXEON - I  NS6W083T 
  V *1 mA mW lm V *1 mA mW lm
BOOST 3.52 340 1197 25 3.43 175 600 42
HIGH 3.14 110 345 10 3.1 95 295 22.8
MID 3.04 60 182 6.75 2.93 60 176 15
LOW 2.89 22 63.6 2.5 2.73 22 60.1 6
定格 3.42 350 1197 25 3.8 300 1140 60
*1電圧 測定 電圧 から 電流 をカタログより めた。
めた 電流 より、 めた。

かなり明るくなる予定である。残念ながら、TIKKA XPを2台持っていないので、FENIX P1と較べて見た。

 HIGHモードでもかなり明るくなった。しかし、色収差が気になる。また光源が少し広い(よく見ると6素子?)ためか、光の拡散が広い。これは使いやすい方向である。

BOOSTでは、かなり明るく3W級に近づく。

この色収差だけはどうしようもないが、実用には十分である。またこのTIKKA XPは拡散レンズを用いて使う事も多いため、この場合は、色収差がおきない(起きているが、色が重なり合いなくなってしまう)ために、たいへん柔らかい色で使いやすいものになった。今回の改造は制御回路には何も手を加えていないため、基本的に電池の持ちは変わらないと考える。電圧測定結果から、若干電圧、電流ともに下がっているようなので、RUNTIMEはちょっと改善される方向と考える。

まあ、消費電力を上げずに、かなり明るくなった。この状態で使ってみる。今後Cree7090 XR-E(1.5倍になる)なども手に入ったら、また挑戦してみたい


Vol.8 : 高効率LEDによるPETZL TIKKA-XPのMOD(準備)  2006/12/29

 いろいろ調べていると、ニチアからも、高効率LEDが発売されている。NS6W083Tと言い、3.8V  300mA で60ルーメンスとの事。オーディオ-Qで買って見た。で?何に使うのかと言うと、PETZL TIKKA-XPを明るくしてやろう?と言うのである。

 とりあえずあけて見る。ヘックスローブT6のレンチが必要である

 なんとリフレクター無し、レンズによる集光である。

 LUXEON I ? III ? STAR が出てきた。基板ごと変えた方が良さそうである

 オーディオ- Qはすごく早く、2日後には着きました。K2用とEdixeon用のアルミ基板もあわせて買いました。これに上手くつけて改装してみょう??NS6W083T\1050x2 SK-A2PCB\168x1 SK-A4PCB\168x1 送料\500 = \2936


Vol.7 : 高効率LEDの登場  2006/12/21

さて、LEDの進歩は早く、ハンドライトとして十分な光量を持つLUXEONシリーズもK2がリリースされ、高温に対して対性が上がり、やろうとすれば、10Wを入力し270ルーメンスを発する、ハンドライトも出現してきた。しかし、LUXEONシリーズのエネルギー変換効率は相変わらず、25〜30ルーメンス/Wであり、明るくする>電力を食う>RUNTIMEが縮まる、縮図はあまり解決されないのである。CEATEC等では、50ルーメンス/Wの高効率ランプが発表され、ニチアのRigelやJupiterは40ルーメンス/Wを実現しているが、0.25から1W程度の入力であり、ハンドランプとしては最大40ルーメンス程度の出力で有り、十分な光量とは言えなかった。 ここへ来て、CEEA社からCree7090 XR-E と言う70ルーメンス/Wの高効率チップが発売された。3.3V 350mAで80ルーメンス。3.75V 700mAだと140 - 160ルーメンスという! このLEDを搭載したFENIX P1D CEであると、CR123A(3.9W/h)x1を電源に72ルーメンスで2h50min、135ルーメンスで1h、12ルーメンスで21hとたいへん、使いやすそうな設定になっている。FENIX-STOREでポチット(全世界送料無料!)70US$で買ってみた(予約販売?)が?さて!どうだろう。


Vol.6 : FENIX P1 購入  2006/9/2

SUPER-FIRE SF-501はたしかに明るく、配光も良く、たいへん使いやすい。このランプに使われているLUXEON-V Portableは、だいたい4−5W (6.8V 700mA)の入力で120ルーメンスを実現して、CR123Ax3で2h30minのランタイムを持っている。 しかし、いつも自転車ザックにいれておくには、ちょっと大きく、重い。光量とRUNTIMEは若干短くなっても、いつもザックに入れておけるコンパクトな、1h30minぐらいのRUNTIMEを持つ明るいMAINライトが欲しいなと、捜した。

上から PETZL TIKKA-XP , FENIX P-1 , SuperFire SF-501

LUXEON-IIIを使いCR123Ax1本で駆動するライトはジャストサイズである。 この構成で一番シンプル&小型な物はFENIX P1であった。ポチッと買ってみた。 これは、よい!だいたい2W(3V 700mA)投入して60ルーメンスの明るさを得ている。CR123A(3V1300mA=3.9W/h)で1h30minで照度が50%になり2h30minのRUNTIMEをもっています。

 SF-501には及びませんが、十分明るい

 TIKKAのブーストモードよりも断然明るい

 TIKKAのHIGHとはあまり比較になりません。

明りの広がりとして、NiteRider H.I.D. STORMやSF-501よりは小さく、シャープで使いにくいのですが、このコンパクトさでこれだけの明るさを確保しているのですから。

2006/12現在、メインライトとして、このライトが稼動中である。 この前の、とれとれ「奥の細道」では、光量が必要な、下りの時に、ON、登りの時等はOFFにして、メットに付けた、TEKKA-XP(常時ON)のドライビングライトとして、自転車に付けて用い、必要な光量とRUNTIMEが有った。


Vol.5 : ハンドライト用ブラケットの作成  2005/11/18

 ハンドライトを、ハンドルバーに取り付ける方法はいろいろあります。市販品でもなかなか考えたものが販売されていますが、どうもMTBで使用するには、振動により緩んでしまう問題があるようです。キャットアイ用ブラケットを改造する方法を、記載しておきます。

 用意するのは、キャットアイH−32と配管用ホースバンド16-27mm用です。どちらも東急ハンズで購入しました。

 このようにサイドから6.5mmのドリルで3つ穴を開けます

 ヤスリなどで仕上げます。

 ココに、ホースバンドを通して完成です。

これを、伊豆アド以来使っていますが、まだこの部分の破損による不具合は生じてませんが、穴をあけたクラスチックはたいへん弱くなっています。取り付けの際のトルクなど、十分注意が必要です。


Vol.4 : 伊豆アドベンチャーレース2005におけるライトシステム。  2005/09/28

IZU ADVENTURE RACE 2005 に、とれとれ東龍門は、選抜隊(ゼッケン6)、洗濯隊(ゼッケン7)2チーム体制で、挑戦。見事、選抜隊は総合優勝しました。このレースは、丸々2晩夜の行動が有り、ナビゲーションが難しいことから、夜のライトシステムはたいへん重要になっています。

以前から、HIDやハイワッテージハロゲンなどを検討していましたが、何れもシステムとして大きく重くなってしまう事と、電池交換などの簡単メンテナンスが出来ず、サポートクルーは充電を行なうための電源を確保しなくてはならないなど、細心の注意が必要になっていました。

そこで、今年は高輝度発光ダイオードを用いた、ハンドライトを利用して、ナイトトレッキング時のナビゲーションライト(パートタイム利用)とMTB時のナビゲーション&下りの為のドライビングライトとして、活用を検討しました。

蛍光灯・電球・ハロゲンランプの激安販売 アカリセンター 今回は、アカリセンターさんにご協力いただき、GENTOS SUPERFIRE SF-501を使用いたしました。

トレッキング区間:

 ザックのショルダーベルト部のゴムにSF-501を付けて使用しています。もちろん付録のスリングを使って、落さないようにしています。通常は頭のペツル、テカXPを用い、ナビゲーションが必要な区間や、走って下る場合などに、SF-501をパートタイムで使いました。高梨さん(写真後ろ)も、同様にショルダーベルト部にSF-501を付け、ペツル、ミオ5を頭につけて使っています。初日は、むずかしい、ナビゲーション区間で8時間トレッキングでの行動がありましたが、SF-501のCR123Aを交換する事無く、ゴールにたどり着きました。

MTB区間:

取り付け方法が問題です。今回、とれとれ東龍門選抜隊の3人はそれぞれいろいろな方法で、SF-501を取り付けています。もちろんこのMTBに付けたライトだけでなく、各人ヘルメットにヘッドライトを付けて行動しています。

k1roの場合

 SF-501を1つ、キャッツアイのブラケットを利用して、付けています。

 ブラケットは改造してホースバンド&ショックコードでSF-501を止めています。これに必要に応じてNiteRider H.I.D. STORMを追加して装備します。登りなど光量が必要のない時は、ヘルメットにつけたペツル、テカXPのみで、行動します。

 高梨さんはキャッツアイのHL500とSF-501の併用です。

 SF-501は100円ショップで売っていたゴムバンド2本でハンドルバーとステムに括り付けています。

 平野さんは、2本利用して、時間と光量を考えながら使っています。

 取り付けは、同じようにゴムバンドを2本利用してハンドルバーにくくり付け、後は、タイラップでステムへ固定しています。当初は様々な自転車用バッテリーライトと併用したのですが、SF-501で照射時間も問題無く、軽いためこの2本使いシステムになりました。

2日目の夜に7時間のナイトMTBセクションがありましたが、途中電池交換する事無く、十分な光量を得られました。


Vol.3 : NiteRider H.I.D. STORM 6370 のバッテリー作成    2004/09/30

海外サイトで、注文していた、パーツが届いた。このサイトは、ナイトライダーにメールでスモールパーツを買える所を紹介してもらったところである。EMSで送料は安く送ってもらえたので助かった。例のコネクターを注文していたのである。このコネクターを用いて、2Ahのバッテリーパックを製作した。

 単3型2000mAhのセルを直列11本でパックを作成

 完璧。軽量。約2時間の点灯で、標準の充電器で1.5hで充電が出来る。


Vol.2 : NiteRider H.I.D. STORM 6370 の解析    2004/08/27

海外自転車通販サイトで安く売っていたので、思わず買ってしまいました。US$269.98

なかなか良いケース

 こんなシンプルな構成。バラストはランプに内蔵されている。

ランプ:H.I.D.10W 13.2V Solarc 10W Lamp システム?

バッテリー:4.1Ah 13.2V NiMH  φ18mm L:67mm 18670size(ファットA)4100mAhセルの11本直列バッテリーサイドには制御回路は入っていないようだ。この容量で

充電器:Output : 13.2V 1.5A NiMH/NiCd  Input : AC 100-240V 0.65A 47-67Hz 4.1AhのNiMHを3.5hで充電完了する。

使用感:キャットアイのスタジアムライト3MH310に比べると、スポット的な配光であるが、オートバイのヘッドランプよりはワイドである。明るさ自体は、MH310とほぼ同等で、発色がMH310よりも自然光に近い(MH310の方が青白く、NRは少し緑色っぽく感じる)すごく、つかいやすい。。

やはり予備電池が欲しくなる。AA(単三)NiMHを11本使える。充電器も1500mAなので、2100mAのセルを使えば、0.7Cであり、どうにか充電できそうである。容量をあわせるのであれば、22本セルを使い11本のパラレルである。

 問題はこのコネクター!何じゃこれは!

さあ、こうご期待。


Vol.1 : SILVA Headlamp 478 の改造    2003/07/06

バッテリーケース : 単三10本直列ケースを改造使用

 FR6直列5本、2セット : 5.6Ahバッテリーパック

LEDランプシステム : シルバ478の10W / 20Wシステムを10W / LEDに変更。

 日亜化学工業 NSPW500BS 3個 + 50Ω : 6400mcd*3ランプ

 SILVA Headlamp 478 の20WバルブをLEDへ変更

 LEDを点灯させた状態。

シルバ製ランプに関する、技術的計算。あくまでも電池に近い部分での計算で、配線による電圧降下は考慮してません。

TYPE		容量	総重量	単重量	セル		連続出力		点灯	20W	10W	6W
		mAh	g	g	本	TYPE / SIZE	mA		h	h	h
SILVA 9.0Ah	9000	580	116	10	NiMH / 18670	18000		2:42	5:24	9:00
SILVA 7.0Ah	7000	820	164	5	NiMH / D(単1)	14000		2:06	4:12	7:00
SILVA 4.5Ah	4500	280	56	5	NiMH / 18670	9000		1:21	2:42	4:30
自作 2.8Ah	2800	70	14	5	Li / AA(単3)	1400		poor	poor	2:48
自作 5.6Ah	5600	140	14	10	Li / AA(単3)	2800		poor	3:21	5:36
自作 8.4Ah	8400	210	14	15	Li / AA(単3)	4200		2:31	5:02	8:24
自作 8.4Ah	11200	280	14	20	Li / AA(単3)	5600		3:21	6:43	11:12
						連続消費電力:			3333mA	1667mA	1000mA
連続出力を連続消費電力を上回ってしまうと、電圧降下が起こり暗くなってしまいます。									
NiMHは内部抵抗が低く、30分でその容量を使い果たしてしまう大電流を流すことが出来ます(2Cと呼びます)									
Li一次では内部抵抗の低さと、安全のためのヒューズが入っていることから2時間で容量を使い切る(0.5C)電流しか取り出せません。									
実験結果1	実点灯時					
バルブ	V	A	W			
20W	4.62	2.64	12.1968			
10W	5.68	1.7	9.656			
実験結果からも、20Wバルブでは、電圧降下が発生してしまい出力電流は4.62Vまで低下しています。						
20Wバルブ時に2.64Aまでしか出力されないことから、単セルあたり1320mAでマージンを見ても1100mA程度に押さえることが必要と考えます。						
このことから20Wバルブを点灯させるには、15セル又は20セル必要になります。